ハレとケ

感想集

  • オーナーズボイス | | 泉佐野市 N様
  • ハレとケ

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猛暑の候益々ご清栄のこととお喜び申し上げます、
昨年12月から新居に移り半年以上が経過しました。我が家が弊社のHPで掲載されたのを見ましたので owners voice として送信させていただきます。
 建てた家は自分(家族)の所有物です。自分の身体が変わっていくように家も変化します。建てた時は自分に合っていても家族が増え、環境が変われば住まいも変わります。家は一生の買物とはいえ、10年住めれば十分というのが私のポリシーにあります。丁度10年で新築した家を取り壊し、隣の家・土地も買い取り今回岸和田スタジオ&山本先生のお世話になり新築した次第です。
 家のポリシーというものがあると思います。
私の場合は ハレとケが欲しいというものでした。
昔の家は襖一つで仕切られ、食事・寝る・遊ぶ・冠婚葬祭 全て襖を取り払えば同時に間に合うハレとケが同居している家だったと思います。
私の実家は決して広い家ではなかったですが、部屋が一並びで台所を通って親の部屋・兄の部屋・姉の部屋・自分の部屋・祖母の部屋と続いていたのを覚えています。並びの記憶は定かではないです。
そんな家も私が16歳の時に新しい土地に鉄筋コンクリートの家を新築し、引っ越しすることになりました。でも私は地方の大学入学と同時に家を離れました。姉は嫁に行き、兄も留学で家を離れてしまいました。大学卒業して地元に戻って就職しても、兄は結婚し兄嫁との同居生活が始まりました。
諍いはどこにでもあります。兄夫婦は子供を連れて昔の実家に引っ越ししました。当時はまだそのままの状態で実家を残していたのです。それでも決して家族の絆は切れることはなかったです。それは現在も続いています。
昔の話しはこれぐらいで、そんな自分と私自身の家族の欲しかった、建てたかった家が現在の家です。
最近の家はハレがなくてケばかりというのが一般的だとずっと思っていました。
だからハレとケを意識したいというのがあって、日常と非日常を分けつつかつ同居させたいのが、私の家作りのポリシーになりました。そして決して若くない自分の今後と現在一人暮らししている母親も一緒に住めるような家にしたいとそういう私の考えを設計の先生と岸和田スタジオの方にお話ししました。
自分の経験と知識では家は建てられないです。設計の先生,工務店のスタッフ,大工さん,家族,仕事,お金,あらゆる条件が整って家は建つと思います。
設計の山本先生,大工の白石棟梁,スタジオのマネージャー以下スタッフの方々 心からお礼申し上げます。長いvoice にお付き合いいただきどうもありがとうございました。

平成20年7月6日

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